男子はトーラ、女子はハッサンが優勝! 男女ともに五輪新記録!
日本勢は、男子の赤崎、女子の鈴木がともに6位入賞!

 

2024年 第33回 パリ・五輪(フランス)

 

100年ぶり2回目となるパリ・五輪。ロード種目はエッフェル塔などの観光名所を巡るコースが設定されるなど、連日大観衆が詰めかけた。男子棒高跳びのデュプランティス(フランス)と女子400mHのマクローリン・レブロン(アメリカ)が世界新記録を叩き出した。

日本勢は過去最多の入賞11を数える大活躍。女子やり投げの北口榛花が金メダルを獲得。

男子110mHの竹村ラシッド、走高跳びの赤松諒一、男子400mRが5位入賞、男女マラソンの赤崎暁と鈴木優花、男子1600mRが6位入賞、男子20km競歩で池田向希が7位入賞、3000mSCの三浦龍司、男子20km競歩の古賀友太、男女混合競歩の川野将虎、岡田久美子ペアが8位入賞を果たした。

 

マラソンのコースは、観光名所をいくつも巡る華やかなコースが設定されたが、起伏が多く最大高低差156m、累積高低差は438mもあり、五輪史上最難関コースと言われた。また、五輪史上初めて男子マラソンが先に行われ、女子マラソンが最終日にスタートした。

 

男子のレースは8月10日8時にスタート。気温19度から徐々に気温が上昇していった。レースは10km過ぎにファニエル(イタリア)が飛び出す。第2集団も予想以上のハイペースで進むが、15km通過時でも50人以上の大集団がひしめいていた。しかし、17kmから続く上り坂でファニエルが吸収され、19kmで集団が大きく崩れ始めると、史上初の五輪3連覇を目指したキプチョゲ(ケニア)、積極的な走りを見せていた小山らが遅れ始める。20km過ぎにトーラ(エチオピア)が先頭に立つと、25kmからの次の上り坂で赤崎が集団から抜け出して単独でトップを走り始めるが、すぐに集団に吸収される。28kmを過ぎてトーラが再びペースアップして単独トップに躍り出る。赤崎は2位集団からも遅れて8位争いを展開。大迫は上位集団から遅れてしまう。単独で逃げるトーラを、3人の集団が追いかけるが差が縮まらない。30kmを過ぎて赤崎が徐々に差を詰めて順位を上げて行く。そのままトーラが五輪レコードで逃げきって、世陸に続く金メダルを獲得した。第2集団から42km手前で抜け出したアブディ(ベルギー)が東京・五輪に続く銀メダル。第2集団を引っ張り続けたキプルト(ケニア)が銅メダルを獲得した。

日本勢は、赤崎が終盤に順位を上げ、ラストで抜かれたものの、確実な走りで6位入賞を果たした。中盤に遅れた大迫は後半に粘って13位。小山は中盤以降に順位を上げて行き23位でゴールした。

 

女子のレースは男子の翌日、8月11日にスタート。5km通過が17分24秒とスローペースでスタート。度々先頭の選手が入れ替わり、細かいペース変動を繰り返しながら、徐々にペースが上がっていった。10km過ぎに鈴木と一山が集団から遅れるが、鈴木は登りが続く16kmで先頭集団に追いつく。ハーフを20人の先頭集団が通過した。鈴木とハッサン(オランダ)は何度も集団から遅れるが、登り坂を利用して追いつく粘りの走り。28km過ぎの急坂で先頭集団は5人に絞られると、鈴木は後方で6位争いを展開するが、35kmで単独6位に浮上して前との差を徐々に詰めていく。先頭集団は40kmを通過して4人に絞られると、膠着状態のまま41kmで世界記録保持者のアセファ(エチオピア)がロングスパート。ハッサンとのマッチレースになり、残り100mで前に出たハッサンが金メダルを獲得し、女性初の1大会3種目メダル獲得の快挙を達成した。ラスト勝負に敗れたがレースを主導したアセファが銀メダル。最後まで先頭集団で走ったオビリ(ケニア)が銅メダルを獲得した。

日本勢は、鈴木が登り坂を利用した懸命な走りで自己記録を更新して6位入賞。序盤から遅れた一山は苦しい走りで51位のゴール。前日に大腿骨骨折が判明した前田穂南は欠場した。

 

 

Result

 

男子 8月10日

1位 T.トーラ(エチオピア)   2.06.26 五輪新記録

2位 B.アブディ(ベルギー)   2.06.47

3位 B.キプルト(ケニア)    2.07.00

4位 E.ケアレス(イギリス)   2.07.29

5位 D.ゲレタ(エチオピア)   2.07.31

6位 赤崎 暁(九電工)      2.07.32

7位 T.ラマコンゴアナ(レソト) 2.07.58

8位 C.マンツ(アメリカ)    2.08.12

13位 大迫 傑(Nike)    2.09.25

23位 小山 直城(Honda)  2.10.33

 

女子 8月11日

1位 S.ハッサン(オランダ)   2.22.55 五輪新記録

2位 T.アセファ(エチオピア)  2.22.58

3位 H.オビリ(ケニア)     2.23.10

4位 S.ロケディ(ケニア)    2.23.14

5位 A.ベリソ(エチオピア)   2.23.57

6位 鈴木 優花(第一生命グループ)2.24.02

7位 D.メリンゴル(ルーマニア) 2.24.56

8位 S.チェサング(ウガンダ)  2.26.01

51位 一山 麻緒(資生堂)    2.34.13

欠場  前田 穂南(天満屋)