男子はキプランガト、女子はシャンクル! 男女ともに世界大会初制覇!
日本勢は入賞を逃す!
2023年 第19回 ブダペスト・世陸(ハンガリー)
東京五輪が延期開催になったことから、3年連続の世界大会となったブダペスト・世陸。北欧も異常気象の影響を受け、大会期間中は気温30度以上が続く厳しい大会となった。
男子短距離ではライルズ(アメリカ)がボルト以来の短距離2冠を達成。女子短距離では、ボル(オランダ)が400mHとマイルリレーの2冠。女子三段跳びのロハス(ベネズエラ)は、女子最長記録となる大会4連覇を達成した。
日本勢の活躍も目立った。女子やり投げの北口榛花が金メダル、男子35km競歩で川野将虎が銅メダルを獲得した。他にも男子110mハードルで泉谷駿介が5位、男子3000m障害で三浦龍司が6位、女子5000mで田中希実が8位など、過去最多の入賞11を数えた。
女子マラソンは8月26日にスタート。朝7時のスタート時は気温25度。レース中に徐々に気温が上がり、北欧では珍しく30度を超えるサバイバルレースになった。最初の5kmがスローペースで始まると、日本の加世田が積極的にレースを引っ張る姿を見せ、佐藤と松田は集団の後方からレースを進めた。徐々にペースが上がっていき、20kmを過ぎて先頭集団は一気にペースアップ。日本勢3人はこの時点で後方集団に置いて行かれた。先頭集団も徐々に人数が減っていき、30km手前でエチオピア3人とケニア1人に先頭集団は絞られたが、33kmでエチオピア勢3人が抜け出す。その後もペースを緩めなかったシャンクルが35kmから独走すると、そのまま逃げきって金メダルを獲得した。最後の直線で一気に追い込んできたゲブレスラシエ(エチオピア)が銀メダル。37km以降に第2集団から追い上げてきたガルダディ(モロッコ)が大健闘の銅メダルを獲得した。
日本勢では、序盤は先頭集団の後方にいた松田が、後半も粘って13位。前半はレースを引っ張るなど積極的な走りを見せた加世田が19位。先頭集団の後方でレースを進めていた佐藤は20位だった。
男子マラソンは8月27日にスタート。スタート時は24度も日差しが強く、サバイバルレースが予想された。スタートと同時にバトオチル(モンゴル)が1人で飛び出すが、10km手前で集団に吸収された。日本勢は3人とも集団の後方でじっくりレースを進めている。少しずつペースが上がり、30km手前で先頭集団から6人が抜け出すが、ほどなく山下を含む後方集団が先頭に追い付いた。その直後、3人がスパートすると34kmからはキプランガト(ウガンダ)とゲブルシラセ(エチオピア)のマッチレースに。38kmでキプランガトが抜け出すと、最後は悠々と逃げ切って金メダルを獲得した。メダル争いは、32kmで転倒したテフェリ(イスラエル)が猛烈に追い込んで、40kmで3位に上がると最後の直線で逆転して銀メダルを獲得。キプランガトとのマッチレースに持ち込んだゲブルシラセは、最後に力尽きたが銅メダルを獲得した。
日本勢では、35kmまで先頭集団に食らいついた山下が、40kmを5位で通過した後に痙攣をおこし12位でフィニッシュ。15kmで先頭集団から遅れた其田は35位。集団の後方でレースを進めた西山は42位でゴールした。
なお、2024年4月に9位の選手にドーピングが判明し、9位以下の順位が繰り上がった。
Result
女子 8月26日
1位 A.ベリソ.シャンクル(エチオピア) 2.24.23
2位 G.ゲブレスラシエ(エチオピア) 2.24.34
3位 F.ガルダディ(モロッコ) 2.25.17
4位 L.チェムタイ・サルピーター(イスラエル)2.25.38
5位 Y.イェフアラウ(エチオピア) 2.26.13
6位 R.ワンジル(ケニア) 2.26.42
7位 S.チェピエゴ(ケニア) 2.27.09
8位 N.ウェルドゥ(エリトリア) 2.27.23
13位 松田 瑞生(ダイハツ) 2.29.15
19位 加世田 梨花(資生堂) 2.31.53
20位 佐藤 早也伽(積水化学) 2.31.57
男子 8月27日
1位 V.キプランガト(ウガンダ) 2.08.53
2位 M.テフェリ(イスラエル) 2.09.12
3位 L.ゲブルシラセ(エチオピア) 2.09.19
4位 T.ラマコンゴアナ(レソト) 2.09.57
5位 S.キサ (ウガンダ) 2.10.22
6位 M.メンゲシャ(エチオピア) 2.10.43
7位 H.シャーディ(フランス) 2.10.45
8位 T.キプルト(ケニア) 2.10.47
11位 山下 一貴(三菱重工) 2.11.19
34位 其田 健也(JR東日本) 2.16.40
41位 西山 和弥(トヨタ自動車) 2.17.41