男子はキプチョゲが圧勝で史上3人目の五輪2連覇! 女子はジェプチルチルが制覇!
日本勢は男女で入賞! 男子は大迫が6位! 女子は一山が8位!
2021年 第32回 東京・五輪
世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、当初の予定から1年延期され開催された異例の東京・五輪。多くの種目が無観客で行われる中、マラソンは猛暑により開催地が札幌に移されたうえに、女子は前日の夜にスタート時間が変更されるなど、異例中の異例の大会となった。
8月7日午前6時、女子はスタート時間の直前変更など混乱した中でのスタート。スローペースで始まったレース序盤には、前田と鈴木の日本勢が先頭に立ちペースを作る場面が見られた。序盤からサバイバルレースになる中、20kmを過ぎてから鈴木と前田も先頭集団から遅れだす。30kmを過ぎてペースが上がり始め、33kmで10人ほどの集団が大きく分かれた。一山は先頭集団から遅れ、第2集団に。37kmからケニアのジェプチルチルとコスゲイがマッチレースを展開。40kmを過ぎてジェプチルチルがコスゲイを振り切って金メダルを獲得した。40kmを過ぎて第2集団から猛烈に追い込んできたサイデル(アメリカ)が銅メダルを獲得した。
日本勢では33kmまで先頭集団で粘っていた一山が、終盤も粘って順位を守り切り8位入賞を果たした。鈴木は20kmを過ぎて先頭集団から遅れたが、後半は粘って順位を上げ19位でゴール。前田は23kmで先頭集団から遅れると、後半は苦しいレースになり33位でゴールを迎えた。
8月8日、男子は女子より日差しがないものの、午前7時スタート時は気温26度、湿度80%の悪コンディション。106人中30人が棄権したレースは、前半からよどみないペースでレースが進んだ。30kmを11人の集団が通過してから徐々にペースが上がると、34kmでキプチョゲ(ケニア)がスパート。一気に集団から抜け出すと終盤は完全に独走。終盤だけで後続に1分以上の差をつける圧勝劇で、史上3人目の五輪2連覇を達成した。2位争いは残り1kmまで4人が争い、最後の直線で3人が死力を振り絞る大接戦を演じ、ナゲーエ(オランダ)が銀メダル、アブディ(ベルギー)が銅メダルを獲得した。
日本勢は、大迫が30kmまで先頭集団で力走。ペースが上がり集団から取り残されたが、36kmで6位に浮上し、5位にも迫る見せ場を作り6位入賞を果たした。中村は故障の影響があり、前半から集団について行けず62位。服部は20kmまで先頭集団に着いていたものの、後半はペースを一気に落として73位でゴールした。
Result
女子 8月7日
1位 P.ジェプチルチル(ケニア) 2.27.20
2位 B・コスゲイ(ケニア) 2.27.36
3位 M・サイデル(アメリカ) 2.27.46
4位 R・デレジェ(エチオピア) 2.28.36
5位 V・マズロナク(ベラルーシ) 2.29.06
6位 M・ケジェタ(ドイツ) 2.29.16
7位 E・チュンバ(バーレーン) 2.29.36
8位 一山 麻緒(ワコール) 2.30.13
19位 鈴木亜由子(日本郵政) 2.33.14
33位 前田 穂南(天満屋) 2.35.28
男子 8月8日
1位 E・キプチョゲ(ケニア) 2.08.36
2位 A・ナゲーエ(オランダ) 2.09.58
3位 B・アブディ(ベルギー) 2.10.00
4位 L・チェロノ(ケニア) 2.10.02
5位 A・ラムダセム(スペイン) 2.10.16
6位 大迫 傑(Nike) 2.10.41
7位 A・F・シンプ(タンザニア) 2.11.35
8位 G・ラップ(アメリカ) 2.11.41
62位 中村 匠吾(富士通) 2.22.23
73位 服部 勇馬(トヨタ自動車) 2.30.08