男女ともに40kmを過ぎてから大逆転!
男子はキルイ(ケニア)、女子はチェリモ(バーレーン)が制す!
日本勢は川内が入賞まで3秒差の9位!
2017年 第16回 ロンドン・世陸(イギリス)
大会初日の10000mで地元のスター、モハメド・ファラーが3連覇を果たし、一気に大会が盛り上がったロンドン・世陸。連日のようにスタンドが満員になる大盛況の大会だった。現役最後の大会を宣言していたウサイン・ボルト(ジャマイカ)が100mで3位に敗れ、リレーで途中棄権する大波乱も起きた。
日本勢では、男子50km競歩で荒井広宙が銀、小林快が銅と2つのメダルを獲得し、丸尾知司も5位に食い込むトリプル入賞の快挙を達成した。男子4×100mリレーも銅メダル、200mで18歳のサニブラウンが7位入賞と、日本は好成績を修めた。
今大会では五輪を含む世界大会で、史上初めてマラソンが男女同日開催となった。8月6日、午前10時55分に男子がスタートし、女子は14時にスタートをきった。
男子は最初の5kmをスローペースでスタートし、20kmまではそのままのペースでレースは進んだ。中間点を前にトーラ(エチオピア)、キルイ(ケニア)、キプケテル(ケニア)の3人が一気にペースアップして集団から抜け出すと、日本勢は付いていけない。30kmを過ぎてキルイとトーラの一騎打ちになり、トーラが一時は単独トップに立って逃げたものの、40km手前でキルイが逆転。そのまま逃げ切ってマラソン4戦目にして金メダルを獲得した。ラストで失速したトーラが何とか逃げ切って銀メダル、4位集団から40kmで抜け出したシンブ(タンザニア)が、最後まで追い込んで銅メダルを獲得した。
日本勢は3人とも20km過ぎで集団から遅れてしまった。中本が35kmで10位に浮上すると、後方から追い上げてきた川内が40kmを過ぎて逆転し、惜しくも入賞には届かなかったが粘りの走りで9位に食い込んだ。中本も最後までペースを守り10位でゴールした。井上は後半伸びず26位だった。
女子は序盤からリベイロ(ポルトガル)が単独で抜け出し、大集団が追いかける展開となった。13kmでディクソン(イギリス)が単独トップに立ち逃げるが、29kmで日本の清田を含む14人の集団が先頭に追い付いた。35kmから一気にペースが上がり、集団の後方で粘っていた清田が遅れ始める。先頭集団からチェリモ(バーレーン)が37kmで集団から抜け出すが、39kmでキプラガト(ケニア)が逆転。しかし40kmでチェリモが再逆転し、4回目のフルマラソンで金メダルに輝いた。銀メダルはキプラガト。終盤に激しく追い上げたクラッグ(アメリカ)がキプラガトと同タイムで銅メダルを獲得した。
日本勢は、清田が35kmまで先頭集団で粘っていたが、終盤に力尽きて16位でゴールを迎えた。安藤は中盤で先頭集団から離れてしまったが、粘りを発揮して17位でゴールした。重友は25kmで先頭集団から遅れ始めると、思ったように順位を上げられず、27位でゴールした。
Resalt
男子
1位 G.キルイ(ケニア) 2.08.27
2位 T.トーラ(エチオピア) 2.09.49
3位 A.F.シンプ(タンザニア) 2.09.51
4位 C.ホーキンス(イギリス) 2.10.17
5位 G.キプケテル(ケニア) 2.10.56
6位 D.メウッチ(イタリア) 2.10.56
7位 Y.ゲブレゲルギス(エリトリア)2.12.07
8位 D.ワンジル(ケニア) 2.12.16
9位 川内優輝(埼玉県庁) 2.12.19
10位 中本健太郎(安川電機) 2.12.41
26位 井上大仁(MHPS) 2.16.54
女子
1位 R.チェリモ(バーレーン) 2.27.11
2位 E.キプラガト(ケニア) 2.27.18
3位 A.クラッグ(アメリカ) 2.27.18
4位 F.チィエチ・ダニエル(ケニア)2.27.21
5位 S.デミセ(エチオピア) 2.27.58
6位 E.ジェプキルイ(バーレーン) 2.28.17
7位 H.キプロプ(ケニア) 2.28.19
8位 M.ディババ(エチオピア) 2.28.49
16位 清田真央(スズキ浜松AC) 2.30.36
17位 安藤友香(スズキ浜松AC) 2.31.31
27位 重友梨佐(天満屋) 2.36.03