男子はキプチョゲが貫録の金メダル!
女子はスムゴングがマラソンでケニア初の金メダル!
日本勢は入賞争いに絡めず惨敗!
2016年 リオデジャネイロ・五輪(ブラジル)
南米大陸で五輪初開催となったリオデジャネイロ・五輪。「最後の五輪」を公言していた短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が3大会連続の短距離3冠の快挙を達成した。男子400mと女子10000mで「不滅」と言われた世界記録を更新する快走があり、女子ハンマー投げでも世界記録が生まれた。
日本勢では、男子4×100mリレーがトラックの日本勢で五輪では過去最高となる銀メダルを獲得し、50km競歩の荒井広宙が競歩では初メダルとなる銅メダルを獲得した。20km競歩の松永大介と棒高跳びの澤野大地が7位入賞を果たした。
気温は19度ながら猛烈な日差しが降りそそぎ、結果的に五輪期間中1番の好天に恵まれた8月14日に女子マラソンがスタートした。
8kmを過ぎてリンデン(アメリカ)が先頭集団を引っ張るも、5km17分台前後のスプリットタイムが続き、中間点を遅いペースのまま大集団が通過した。日本勢は第2集団でレースを進め、11kmで福士、15kmで田中が先頭集団に追いつくが、給水の度に繰り返されるペース変化に対応できず、田中は16km手前、福士も20kmで集団から遅れ始めてしまった。後半は徐々にペースが上がり、次第に先頭集団の人数が減っていくサバイバルレースになっていった。レースがやっと動いたのは35km。スムゴング(ケニア)が一気にペースを上げて5人の集団から抜け出すことに成功。38kmでジェプキルイ(バーレーン)を振り切って、五輪の女子マラソンでケニアに初めての金メダルをもたらした。最後まで粘ったジェプキルイが銀メダル、40kmを過ぎて3位集団から抜け出したディババ(エチオピア)が銅メダルを獲得した。
日本勢は中盤まで先頭集団に付いていたが、給水の度に繰り返されるペース変化に対応できず、後半は粘り切れなかった。福士が14位、田中が19位、伊藤が46位と入賞争いに全く絡めないほどの惨敗を喫した。
男子マラソンは大会最終日の8月21日にスタート。気温24度と厳しい暑さではなかったが、前半は世界大会特有のスローペースでレースは進んだ。15kmでキプチョゲ(ケニア)が揺さぶると、早くも集団が崩れ始める。日本勢は後方集団に取り残されるが、ペースが落ち着いたところで佐々木と石川が先頭集団に追いついた。20人の大集団が25kmを通過したところでケニア勢が一気にペースアップすると、先頭集団はあっという間に崩れ、30kmで先頭は4人にまで絞られた。35kmでキプチョゲがさらにペースアップすると、誰も付くことができない。最後の2.195kmを出場選手中最速タイムで駆け抜けたキプチョゲが、完璧なレース運びで悲願の五輪・金メダルを獲得した。38kmまでキプチョゲに抵抗し2位に入ったリレサ(エチオピア)が、国内での人種差別に抗議して、ゴール直前に両腕をクロスして高く上げてゴールし話題となった。
日本勢は、27km付近まで先頭集団に残っていた佐々木が後半も粘って16位、25kmで先頭集団からこぼれた石川は36位、故障明けの北島は94位でゴールした。
Resalt
女子 8月14日
1位 J.スムゴング(ケニア) 2.24.04
2位 E.ジェプキルイ(バーレーン)2.24.13
3位 M.ディババ(エチオピア) 2.24.30
4位 T.ツェガエ(エチオピア) 2.24.47
5位 V.アズロナク(ベラルーシ) 2.24.48
6位 S.フラナガン(アメリカ) 2.25.26
7位 D.リンデン(アメリカ) 2.26.08
8位 R.チェリモ(バーレーン) 2.27.36
14位 福士加代子(ワコール) 2.29.53
19位 田中智美(第一生命) 2.31.12
46位 伊藤 舞(大塚製薬) 2.37.37
男子 8月21日
1位 E.キプチョゲ(ケニア) 2.08.44
2位 F.リレサ(エチオピア) 2.09.54
3位 G.ラップ(アメリカ) 2.10.05
4位 G.ゲブレスラシェ(エリトリア)2.11.04
5位 A.F.シンプ(タンザニア) 2.11.15
6位 J.ワード(アメリカ) 2.11.30
7位 T.アブラハム(スイス) 2.11.42
8位 M.S.ムタイ(ウガンダ) 2.11.49
16位 佐々木 悟(旭化成) 2.13.57
36位 石川末廣(Honda) 2.17.08
94位 北島寿典(安川電機) 2.25.11