男子はゲブレスラシェが史上最年少優勝!

女子は4人が10秒差の接戦をディババが制す!

日本勢は伊藤が7位入賞!

 

2015年  第15回 北京・世陸(中国)

 

最速王者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が2大会連続の短距離3冠を獲得し、男子十種競技で世界新記録が生まれるなど、高速トラックの恩恵に預かり数々の好記録が生まれた。

日本勢は、50km競歩で谷井孝行が銅メダル、荒井広宙が4位とダブル入賞、女子マラソンの伊藤舞が7位入賞を果たした。男子やり投げの新井涼平と女子5000mの鈴木亜由子は入賞にあと1歩の9位、女子マイルリレーは予選落ちながら日本新記録を樹立した。

 

 

男子マラソンは大会初日の8月22日にスタート。スタート時から蒸し暑く、酷暑のサバイバル戦が展開された。日本勢は今井が故障で欠場を発表しており、2人だけの出場となった。最初の5kmは超スローペースで、後方から同時スタートした市民レースのランナーが先頭を走る珍事も発生した。10kmを過ぎてからバトオチル(モンゴル)やイタリア勢が入れ替わり先頭を引っ張って激しい揺さぶりが繰り返されると、日本の2人は中間点付近で先頭集団から遅れ始める。先頭集団は25kmを過ぎて無名のラモネネ(レソト)が単独で抜け出すと、30kmで23秒差をつけて独走。しかし、35kmでゲブレスラシェ(エリトリア)が追いつき単独トップに立つと、37kmでツェガエ(エチオピア)も先頭に追い付く。ところが38.6kmでツェガエが遅れだし、終盤はゲブレスラシェが独走して、大番狂わせの金メダルを獲得した。ゲブレスラシェの金メダルは、母国にとって初の金メダルで、大会史上最年少優勝、大会史上最年少メダル、大会史上最年少入賞の記録を書き換える偉業を達成した。

日本勢では、藤原が一度は脱落した先頭集団に追い付く粘りを見せたものの21位でゴールした。前田は19km過ぎに脱水症状に陥ってしまい、何とか40位でゴールした。

 

女子マラソンは大会最終日の8月30日にスタート。前半はスローペースで進む中、日本の重友と前田が先頭集団を引っ張る形になるが、給水の度にエチオピア勢がペースアップを繰り返し、集団にダメージを与えていく。スローペースのまま中間点を19人、30kmは日本人3人を含む12人の集団が通過するが、中では伊藤が苦しそうな表情を見せる。33km過ぎにケニア勢がペースを上げると先頭集団は6人に絞られ、日本勢は後方集団に残されてしまった。先頭争いは4人がトラックまでもつれる大激戦になり、最後の直線で前に出たディババ(エチオピア)が1秒差でキプロプ(ケニア)、4秒差でジェプキルイ(バーレーン)を振り切って金メダルを獲得した。意外にもエチオピア女子マラソンでは初の金メダルだった。

日本勢は、35kmで後方集団から抜け出した伊藤が最後まで粘って7位入賞を果たした。前田と重友は33kmまで後方集団に位置したが、その後は徐々に後退し、前田は13位、重友は14位でゴールした。

 

Resalt

 

男子 8月22日

1位 G.ゲブレスラシェ(エリトリア)2.12.28

2位 Y.ツェガエ(エチオピア)   2.13.08

3位 S.ムタイ(ウガンダ)     2.13.30

4位 R.ベルティーレ(イタリア)  2.14.23

5位 S.デチャサ(バーレーン)   2.14.36

6位 S.キプロティチ(ウガンダ)  2.14.43

7位 L.デシサ(エチオピア)    2.14.54

8位 D.メウッチ(イタリア)    2.14.54

21位 藤原正和(Honda)    2.21.06

40位 前田和浩(九電工)      2.32.49

    今井正人(トヨタ自動車九州) 欠場

 

女子 8月30日

1位 M.ディババ(エチオピア)  2.27.35

2位 H.キプロプ(ケニア)    2.27.36

3位 E.ジェプキルイ(バーレーン)2.27.39

4位 J.ジェラガト(ケニア)   2.27.42

5位 E.キプラガト(ケニア)   2.28.18

6位 T.ツファ(エチオピア)   2.29.12

7位 伊藤 舞(大塚製薬)     2.29.48

8位 T.ツェガエ(エチオピア)  2.30.54

13位 前田彩里(ダイハツ)    2.31.46

14位 重友梨佐(天満屋)     2.32.37