男子はキプロティチが五輪に続き優勝! 女子はキプラガトが女子初の大会2連覇!

日本勢は福士が銅メダルを獲得! 女子は木崎が4位、男子は中本が5位入賞!

 

2013年  第14回 モスクワ・世陸(ロシア)

 

大会の主役はジャマイカの短距離チーム。男子のウサイン・ボルトは昨年のロンドン・五輪に続く短距離3冠を達成し、女子でもシェリーアン・フレイザー・プライスが短距離3冠を獲得した。地元ロシアが女子棒高跳びのエレナ・イシンバイェワを含む最多7個の金メダルを獲得し、大会は大いに盛り上がった。

日本勢は、初日から入賞ラッシュ。女子マラソンでは福士加代子が銅メダルを獲得すると、木崎良子も4位入賞、女子10000mの新谷仁美と男子マラソンの中本健太郎が5位、男子20km競歩の西塔拓己、男子棒高跳びの山本聖途、男子ハンマー投げの室伏広治、男子4×100mリレーが6位入賞を果たした。

 

今大会からマラソンの団体戦が廃止された。

 

女子マラソンは大会初日の8月10日、午後2時にスタート。普段は涼しく感じるモスクワが、スタート時から30度を超える異常な暑さに見舞われた。国内の選考会の結果が思わしくなかった日本勢は、世陸で初めて5人のフルエントリーをせず、3人だけの出場となった。スタート直後からストラネーオ(イタリア)が先頭に立ち、比較的速いペースでレースを引っ張り、10km過ぎに先頭集団は早くも7人に絞られた。14km過ぎに後方集団にいたキプラガト(ケニア)が先頭集団に追いつき、23kmでは福士を含む4人のサバイバル戦になった。縦長の隊列で走っていた30kmで福士が遅れ始めと、直後にメルカム(エチオピア)が遅れ始め、35kmで福士が3位に浮上した。先頭争いは40kmでスパートしたキプラガトが、女子では初となる世陸2連覇を達成した。レースの大半を引っ張ったストラネーオの銀メダルに続いて、福士加代子が銅メダルのゴールに飛び込んだ。

他の日本勢では、前半は第2集団からレースを進めた木アが10km以降に順位を上げて行き、4位入賞にまでこぎつけた。野口は序盤こそ先頭集団にいたが10km付近で遅れ始めると、中盤以降は熱中症のようになり、33kmで途中棄権となってしまった。

 

8月17日午後3時30分。男子のレースは女子と比べると気温が下がり、日本の秋を思わせる気候の中でスタートした。最初の5kmをスローペースで通過した後、7kmを過ぎてトーラ(エチオピア)が集団を引っ張り、全体のペースも上がっていった。15kmを過ぎるとアフリカ勢の揺さぶりが激しくなり、集団の人数が絞られていった。日本勢も次々と先頭集団から遅れ始め、25kmで先頭集団には中本1人となってしまった。30.5kmでキプロティチ(ウガンダ)がペースを上げると、14人の集団があっという間にばらけてしまい先頭集団は5人に絞られた。36kmで第2集団から追い上げた中本が先頭集団に追いつくが、その直後にキプロティチが2度目のスパート。五輪王者の貫禄を見せたキプロティチが逃げきって金メダルを獲得した。2位、3位には最後まで粘ったエチオピア勢が続いた。

日本勢では競技場で猛烈な追い上げを見せた中本が5位入賞を果たしたが、他の選手は中盤から先頭集団に付いて行けず、藤原は14位、前田が17位、川内は18位でゴールを迎えた。堀端は13kmで途中棄権した。

 

Resalt

 

女子 8月10日

1位 E.キプラガト(ケニア)  2.25.44

2位 V.ストラネーオ(イタリア)2.25.58

3位 福士加代子(ワコール)   2.27.45

4位 木崎良子(ダイハツ)    2.31.28

5位 A.アギラール(スペイン) 2.32.38

6位 E.クアーリャ(イタリア) 2.34.16

7位 M.ペレス(メキシコ)   2.34.23

8位 キム・ヒェギョン(北朝鮮) 2.35.49

   野口みずき(シスメックス) 途中棄権

 

男子 8月17日

1位 S.キプロティチ(ウガンダ)2.09.51

2位 L.デシサ(エチオピア)  2.10.12

3位 T.トーラ(エチオピア)  2.10.23

4位 T.ケベデ(エチオピア)  2.10.47

5位 中本健太郎(安川電機)   2.10.50

6位 S.ダ・シルヴァ(ブラジル)2.11.40

7位 P.R.パウラ(ブラジル) 2.11.40

8位 Y.アドハネ(エチオピア) 2.11.43

14位 藤原正和(Honda)  2.14.29

17位 前田和浩(九電工)    2.15.25

18位 川内優輝(埼玉県庁)   2.15.35

    堀端宏行(旭化成)    途中棄権