男子はキプロティチ、女子はゲラナ、男女に新王者誕生!

日本勢は中本が6位入賞!

 

2012年  ロンドン・五輪(イギリス)

 

世紀のスーパースター、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が前回大会に続いての短距離3冠を獲得。男女の4×100mリレー、男子800m、女子20km競歩で世界新記録が飛び出し、地元イギリスのモハメド・ファラーが10000mで金メダルを獲得するなど、大会は大きく盛り上がった。

日本勢では、ハンマー投げの室伏広治が銀メダルを獲得。男子4×100mリレーが5位、マラソンの中本健太郎が6位、男子50km競歩の森岡紘一朗が7位、女子20km競歩の渕瀬真須美が8位入賞を果たした。

 

マラソンは、五輪史上初の周回コースでレースが行われた。

 

大会初日の8月5日、女子がスタート。スタート1時間前に雷を伴った大雨が降る気まぐれな天気が波乱を予感させた。スタートからストラネーオ(イタリア)が先頭に立つがスローペースになり、日本人選手が両側に並び先頭集団を引っ張る。しかし、2周目に入った18km過ぎで重友が遅れ、尾崎も集団の後方に下がってしまう。木崎は集団の中団をキープしたが、上位争いには加われない。徐々にペースが上がって行き、中間点を20人の集団で通過すると、24km過ぎにキプラガト(ケニア)がペースを上げ、ケニアとエチオピアの5人に先頭集団が絞られた。30kmを過ぎて3人の争いになるが、35kmで後方から追い上げてきたペトロワ・アルヒポワ(ロシア)が先頭集団に追いつき4人の争いに変化。すると、41kmでゲラナ(エチオピア)が最後の力を振り絞ってスパートを放つ。ジェプトゥー(ケニア)が必死に追うが差は縮まらず、五輪最高記録の好タイムで、エチオピア勢として4大会ぶりに金メダルに輝いた。

日本勢は3選手が協力して序盤からペースを作り、中間点付近までは先頭集団の後方でがんばったものの、後半は思ったように順位を上げられず、木崎は16位、尾崎が19位、重友は79位でゴールした。

2015年、5位でゴールしたガメラ・シュミルコ(ウクライナ)にドーピング違反が発覚し記録が抹消されたため、6位以下の成績がすべて繰り上がることとなった。

 

大会最終日8月12日、11時スタートの男子は蒸し暑さを感じる中でのスタートとなった。12kmで優勝候補のキプサング(ケニア)が集団から飛び出して、後続を引き離しにかかる。日本人選手は第3集団からレースを進めるが、藤原は前を追い徐々に順位を上げていく。中本は後半勝負に備えて集団でレースを進めていくが、山本は徐々に順位を下げてしまう。急激なペースアップで、15km過ぎにはいくつもの集団にばらけてしまい、有力選手の中にも棄権する選手が見られるようになった。26.5kmで後方から上がってきたキプロティチ(ウガンダ)とキルイ(ケニア)が先頭に追い付き、3人の先頭争いが繰り広げられた。35km過ぎにケニア勢が仕掛けるが決定打にはならず、逆に36.8kmでキプロティチがロングスパートを仕掛けると、キプサングは遅れて行く。必死に追いかけるキルイとの差を保ったまま、キプロティチが逃げ切って金メダルを獲得し、ケニアの2人が2位と3位に続いた。

日本勢は中盤から粘って徐々に順位を上げてきた中本が6位入賞を果たしたが、序盤から波に乗れなかった山本は40位、30kmまで第2集団でがんばった藤原は、終盤に力尽きて45位でゴールした。

 

Resalt

 

女子 8月5日

1位 T.ゲラナ(エチオピア)      2.23.07 五輪最高記録

2位 P.ジェプトゥー(ケニア)     2.23.12

3位 T.ペトロワ・アルヒポワ(ロシア) 2.23.29

4位 M.ケイタニー(ケニア)      2.23.56

5位 朱 暁琳(中国)          2.24.48

6位 J.アウグスト(ポルトガル)    2.25.11

7位 V.ストラネーオ(イタリア)    2.25.27

8位 A.マヨロワ(ロシア)       2.25.38

15位 木崎良子(ダイハツ)       2.27.16

18位 尾崎好美(第一生命)       2.27.43

78位 重友梨佐(天満屋)        2.40.06

※5位以下の成績はすべて繰り上がり

 

男子 8月12日

1位 S.キプロティチ(ウガンダ)  2.08.01

2位 A.キルイ(ケニア)      2.08.27

3位 W.キプサング(ケニア)    2.09.37

4位 M.ケフレジキ(アメリカ)   2.11.06

5位 M.ドス・サントス(ブラジル) 2.11.10

6位 中本健太郎(安川電機)     2.11.16

7位 C.ニャンサゴ(ジンバブエ)  2.12.08

8位 P.R.ポーラ(ブラジル)   2.12.17

40位 山本 亮(佐川急便)     2.18.34

45位 藤原 新(ミキハウス)    2.19.11