男子はキルイが世陸新記録で金メダル! 女子は白雪が中国初の金メダル!

日本勢は女子の尾崎が銀メダル! 男子の佐藤が6位、女子の加納が7位入賞!

 

2009年  第12回 ベルリン・世陸(ドイツ)

 

大会の主役はウサイン・ボルト(ジャマイカ)。100mと200mで驚異的な世界新記録を打ち立てると4×100mリレーも大会新記録で制し、大会史上2人目の3冠を達成した。大会新記録が5種目で誕生した一方、昨年の北京・五輪王者が次々と敗れる波乱の多い大会だった。

日本勢は、女子マラソンの尾崎好美が銀メダル、やり投げの村上幸史がこの種目では初メダルとなる銅メダルを獲得。4×100mリレーが4位、男子マラソンの佐藤敦史が6位、女子マラソンの加納由里、10000mの中村友梨香、20km競歩の渕瀬真由美が7位入賞を果たした。

 

 

男子マラソンは前日に雨が降った影響で、8月22日11時45分のスタート時には気温18度と涼しく感じる位で、平坦なコースと相まってスタートからハイペースの展開となった。日本勢は早くも10kmで清水と前田が集団から遅れ始め、15km手前で藤原、入船、佐藤も集団に振り切られてしまった。ケニア勢がチームで引っ張る先頭集団は、ハイペースを維持したまま後半戦に突入。30kmで先頭集団はキルイ、ムタイ、チェルイヨットのケニア勢だけに絞られた。35km手前でチェルイヨット、その後にムタイがペースを維持できなくなり、最後までペースを落とさなかったキルイが世陸新記録で圧勝した。2位にムタイが入り、後半激しく追い上げて来たケベデ(エチオピア)が3位に滑り込んだ。

日本勢は全員が15kmまでに先頭集団から脱落してしまったが、佐藤と清水はそれぞれ徐々に順位を上げていき、佐藤が6位入賞を果たしたが、清水はラストの入賞争いに敗れ11位でゴールした。入船も一人旅ながら順位をキープし、14位で団体銅メダル獲得に貢献した。前田は後半腹痛に襲われペースを上げられないまま39位、藤原は後半失速してしまい61位でのゴールとなった。

 

 

女子マラソンは8月23日スタート。ラドクリフ、ヤマウチ(イギリス)、デレバ(ケニア)、ミキテンコ(ドイツ)、渋井ら有力選手が次々と欠場や出場しないことを表明していたため優勝争いは混沌としていた。気温19度で快晴の中、11時15分にスタートした大集団は予想通りのスローペースで、20kmを20人以上の大集団が通過した。25kmでユラマノワ(ロシア)がペースを上げると集団は縦長になり、30kmで先頭集団は5人にまで絞られた。35.5kmで尾崎が先頭に立ちペースを上げ、40kmで白雪(中国)とマッチレースに持ち込んだ。しかし、41kmで白雪のスパートに尾崎は付いて行けず、若干20歳の伏兵が金メダルをさらった。尾崎は先頭から10秒後、監督の山下佐知子と同じ銀メダルでゴールを迎えた。

日本勢は30km以降に持ち前の粘りを発揮した加納が7位入賞、中盤に遅れたが順位を上げてきた藤永は14位、序盤から調子の上がらなかった赤羽は31位でゴールを迎えた。W杯団体で、日本は2大会ぶりの銀メダルを獲得した。

 

Resalt

 

1位 A.キルイ(ケニア)      2.06.54 世陸最高記録

2位 E.ムタイ(ケニア)      2.07.48

3位 T.ケベデ(エチオピア)    2.08.36

4位 Y.ツェガイ(エチオピア)   2.08.42

5位 R.K.チェルイヨット(ケニア)2.10.46

6位 佐藤敦之(中国電力)      2.12.05

7位 A.エンナニ(モロッコ)    2.12.12

8位 J.M.マルティネス(スペイン)2.14.04

11位 清水将也(旭化成)      2.14.06

14位 入船 敏(カネボウ)     2.14.54

39位 前田和浩(九電工)      2.19.59

61位 藤原 新(JR東日本)    2.31.06

 

W杯団体 日本 3位

 

 

1位 白 雪(中国)       2.25.15

2位 尾崎好美(第一生命)    2.25.25

3位 A.メルギア(エチオピア) 2.25.32

4位 周 春秀(中国)      2.25.39

5位 朱 暁琳(中国)      2.26.08

6位 M.バロス(ポルトガル)  2.26.50

7位 加納由理(セカンドウインド)2.26.57

8位 N.ユラマノワ(ロシア)  2.27.08

14位 藤永佳子(資生堂)    2.29.53

31位 赤羽有紀子(ホクレン)  2.37.43

欠場  渋井陽子(三井住友海上)

 

W杯団体 日本 2位