女子は土佐が銀メダル! 渋井が4位入賞! W杯団体3連覇!

男子は油谷が5位、森下が8位とW入賞! W杯団体で2大会連続銀メダル!

 

2001年 第8回 エドモントン・世陸(カナダ)

 

21世紀最初のビッグイベントとなったエドモントン・世陸。100mではモーリス・グリーンが大会3連覇を達成し、アメリカが表彰台を独占した。

日本勢では、ハンマー投げの室伏広治と女子マラソンの土佐礼子が銀メダル、400mHの為末大が銅メダルを獲得し、女子マラソンの渋井陽子が4位、男子マラソンでは油谷繁が5位と森下由輝が8位、男子4×100mRが6位、20km競歩の柳沢哲が7位に入賞するなど、世陸過去最高の成績を収めた。

 

男子マラソンは開会初日の8月3日スタート。天気は晴、気温28度の中、開会式を一時中断してのスタートとなった。スタジアムから外へ出たところでホラシエ(トリニダートトバゴ)が飛び出すが誰も追わない。大集団のまま15kmからエル・ムアージズ(モロッコ)が先頭を追いかけると、エチオピア勢が反応し集団のペースが上がった。故障明けの高橋は早くも集団から遅れ始めた。18kmでゼロール(フランス)がホラシエをとらえ、10秒差で大集団が続く。20kmで大集団が先頭に追いつくと、25kmでエル・ムアージズがスパートして集団から抜け出した。集団は一気に崩れ、2位集団はわずか5人に絞られてしまった。日本勢では油谷が2位集団に残るが、森下、藤田、西田は集団から取り残されてしまった。31kmで2位集団がエル・ムアージズに追いつくと、33kmで大本命のアベラ(エチオピア)がこのレースで始めて先頭に立つ。徐々にペースが上がり集団が縦長になると、35kmで油谷が苦しくなる。38kmからはアベラとビウォット(ケニア)のマッチレースになり、勝負はトラックまでもつれ込んだ。最後はアベラがわずか1秒先着し、男子では初となる五輪・世陸のダブルタイトルを手にした。1秒差の決着は、五輪・世陸を通して史上最少差の決着となった。3位にはバルディーニ(イタリア)が粘り込んだ。

日本勢は、35kmまで先頭集団で粘った油谷が5位、終盤に粘った森下が8位と2人が入賞し、森下とともに順位を上げてきた西田が9位に続き団体戦で銀メダルを獲得した。終盤も粘った藤田が12位、マイペースで順位を上げてきた高橋は26位でゴールした。

 

女子は8月12日スタート。トメスク(ルーマニア)が序盤から単独で抜け出すと、積極的な走りでリードを広げていく。2位集団はそれほど遅いペースではないが、徐々に先頭との差は開いていき、中間点では2分近い差になってしまった。日本勢では大南が後方からマイペースでレースを進めるが、他の4人は2位集団に入っている。23km付近から渋井と土佐が積極的にペースを上げて、2位集団が先頭との差を縮めていった。松尾と松岡はペースアップについて行けず遅れ始めた。すると、先頭を突っ走っていたトメスクが30kmを過ぎてまさかの失速。一気に差を詰めてきた2位集団の4人が35kmを過ぎて先頭に立つと、37kmからはシモン(ルーマニア)と土佐のマッチレースに。しかし、残り1kmでシモンが必殺のスパート。土佐が最後まで食らいつくが、そのまま逃げ切って金メダルを獲得した。5秒差で続いた土佐が銀メダルを獲得し、40kmを過ぎて渋井を振り切ったザハロワ(ロシア)が銅メダルを獲得した。

日本勢は、最後まで先頭集団で頑張った渋井が4位入賞、松尾は発熱した影響が残る中でも後半に順位を上げて9位に入り、団体戦で3連覇を達成した。大会数日前に補欠から繰り上がった松岡は22位、マイペースの大南は37位でゴールを迎えた。

 

Result

 

男子 8月3日

1位 G.アベラ(エチオピア)    2.12.42

2位 S.ビウォット(ケニア)    2.12.43

3位 S.バルディーニ(イタリア)  2.13.18

4位 T.トーラ(エチオピア)    2.13.58

5位 油谷繁(中国電力)       2.14.07

6位 A.エル・ムアージズ(モロッコ)2.15.41

7位 T.ジファール(エチオピア)  2.16.52

8位 森下由輝(旭化成)       2.17.05

9位 西田隆維(エスビー食品)    2.17.24

12位 藤田敦史(富士通)      2.18.23

26位 高橋健一(富士通)      2.24.41

 

W杯団体 日本 2位

 

女子 8月12日

1位 L.シモン(ルーマニア)   2.26.01

2位 土佐礼子(三井海上)     2.26.06

3位 S.ザハロワ(ロシア)    2.26.18

4位 渋井陽子(三井海上)     2.26.33

5位 S.クロック(ドイツ)    2.28.17

6位 F.バーソリオ(ケニア)   2.28.36

7位 S.ゲメチェ(エチオピア)  2.28.40

8位 L.マグノワ(ロシア)    2.28.54

9位 松尾和美(天満屋)      2.29.57

22位 松岡理恵(天満屋)     2.34.45

37位 大南敬美(UFJ銀行)   2.42.25

 

W杯団体 日本 1位