史上最強トリオ無念! 日本は不参加に!

チェルピンスキー(東ドイツ)が史上2人目の五輪2連覇に輝く!

 

1980年 モスクワ・五輪(ソビエト連邦)

 

東西冷戦時代を象徴する大会となったモスクワ・五輪。ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議し、アメリカを初めとした多くの国が参加を見合わせる事態となり、日本も選手団出発直前に参加を見送った。日本マラソン陣は、当時、世界最強と言われた瀬古を始め、宗兄弟と合わせて「日本史上最強」「メダル確実」と言われる布陣だったが無念の涙を飲むことになった。

 

8月1日午後5時16分にスタートした男子マラソンは、先頭集団が前半からハイペースで飛ばしたが、史上2人目の五輪連覇を目指すチェルピンスキー(東ドイツ)は第2集団からレースを進めた。25kmを過ぎてゴメス(メキシコ)が単独トップに立つと、第2集団の7人が4〜5秒差で続いた。35kmで第2集団の4人がゴメスを吸収。36kmでチェルピンスキーが先頭集団の5人に追い付くと、そのまま徐々に差を広げて行った。2位争いは、地元ソ連勢の争いからジュマナザロフ(ソ連)が抜け出して、40kmを単独2位で通過。そのすぐ後ろからコトフとモイセーエフのソ連勢も並ぶようにして前を追いかける。しかし、そのままチェルピンスキーが逃げ切り、史上2人目の五輪連覇を達成した。40kmを5位で通過したナイボーア(オランダ)が、41kmを過ぎてから猛烈に追い込み順位を上げ、トラックに入ってから2位に上がり銀メダルを獲得した。銅メダルは地元・ソ連のジュマナザロフが獲得した。

 

Result

 

8月1日

1位 W・チェルピンスキー(東ドイツ)  2.11.03

2位 G・ナイボーア(オランダ)     2.11.20

3位 S・ジュマナザロフ(ソ連)     2.11.35

4位 V・コトフ(ソ連)         2.12.05

5位 L・モイセーエフ(ソ連)      2.12.14

6位 R・ゴメス(メキシコ)       2.12.39